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福岡伸一『動的平衡1・2』

分子生物学者・福岡伸一の雑誌「ソトコト」での連載をまとめたものである。代表作『生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)』は、細胞膜すら持たないウイルスは生物なのか無生物なのか?という問いかけから、読者を分子生物学の世界へ引き込む手腕は秀逸だった。本書2冊もそこから逸脱することなく、様々なエピソードを交えながら読者が腑に落ちる説明をしている。