国際送金やってみた

ウェスタンユニオン国際送金サービス

フィリピン留学中の娘が学校行事のシンガポール研修に参加したいというので、費用を送るべく初めて国際送金サービスを利用してみました。日本から海外への送金にはいくつかのサービスの選択肢があります。その中で、事前登録(だいたい1週間程度)せずに店頭ですぐに送金手続きができるのは、ウェスタンユニオン一択でした。

留学中の生活費は家族カードでのショッピング/キャッシングで支払わせています。現地銀行が使いにくいので口座は開設していません。そのため、銀行間の国際送金サービスは選択肢から外れます。しかも、今回は学校への研修費用支払い期日が迫っているためにまとまった金額を即日送ることができるサービスに優先順位がありました。

フィリピンの銀行ATMは海外クレジットカードからのキャッシングに手数料を上乗せしますし、毎回毎日の上限額が設定されています。上限額といっても現地サラリーマンの月給相当の4万円くらいなのですが。今回の研修費用は換算で10万円を超えるので、毎日ATMに通うのもばかばかしい話です。

ウェスタンユニオンは世界中にネットワークがあり、個人間送金に適しています。留学中の家族に送金するのは最もありふれた送金理由で、その他には海外で出稼ぎしたお金を送金するなども理由にあるようです。日本では、各地に代理店がありますし、質屋の大黒屋も代理店になっています。そしてたまたま札幌に出張中だったこともあって、トラベレックス国際送金プラザ札幌店を利用することにしました。

国際送金に必要なものは、送金するお金+手数料+マイナンバーカード(もしくは本人確認書類+マイナンバーがわかる書類)です。

今回は12万円送金したいので、手数料3千円を加えた12.3万円を用意しました。10~25万円の国際送金手数料はほぼ5千円なのですが、近隣?など特定国は3千円になります。そしていつも持ち歩いているマイナンバーカードを提示しました。ありとあらゆる金融取引にマイナンバーが必要になっています。銀行、証券、その他諸々への登録、そして給与・報酬を受けるときには必ず提示が必要になっています。もし、マイナンバーカードを持っていない場合には運転免許証を本人確認書類、そしてマイナンバー通知またはマイナンバー入り住民票などが使えます。

手続きとしては、受取人を指定して、受取額の換算レートを確認してGo!です。追跡番号が発行されるので、それを受取人が現地代理店で本人確認書類とともに示すと現金を受け取ることができます。私は写真を撮ってLINEで送りました。

国際送金はアングラマネー(犯罪収益)のマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金供与に使われるおそれがあるため、送金理由は詳しく聞かれます。金融庁のお達しなので、かなりしつこいです。日本人が海外から受け取るときも銀行はしつこいです。海外での講演料を国際送金で受け取ったとき、手数料を引かれたら5千円くらいしか残らなかったのに、どういう経緯で送金されたのかを根掘り葉掘り。