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在宅医療推進-野田総理・柏市訪問をつなぐ線

2012年度の診療報酬改定で在宅医療推進が決まったことと、2月11日に野田総理が千葉県柏市を訪問したことは、2つの点として報道されているが、これらは線でつながっている。線をつなげているのは、元厚生労働事務次官、辻哲夫東大教授だ。医療に関しても病院中心主義を止めるという彼の考え方については私も支持する。ただ、ものごとの進め方に関してはその手腕に感服するばかりだ。

保育料を引き上げる理由(4)

保育料を引き上げる理由(1)~(3)までで、各種保育所が生まれていること、そして待機児童だけが問題なわけではなくて、認可保育所に入れるかどうかが新たな格差を生んでいることが理解してもらえただろう。川崎市で、なぜ今になって保育料を引き上げなければならないのか、記者発表要旨からかいつまんで説明したい。

保育料を引き上げる理由(3)

首都圏での待機児童数は毎年減っていないように見える。でも、認可保育所の定員数は増加しているし、自治体補助金付きの認可外保育所も増えている。いわば「動的均衡」と呼べるような状況で、新規開設した保育所に入所が決定された子ども数を上回る新しい入所申請者が現れるから待機児童数が減らない。スウェーデンに学べば、簡単に解決できるかもしれない。