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東野圭吾『マスカレード・ホテル』

★★★★☆作家生活25周年特別刊行3部作の完結編になっているらしい。東野圭吾『マスカレード・ホテル』読了。先に読んだ『麒麟の翼』よりも伏線の回収の仕方は素直ですっきり、職業柄の「常識」にとらわれる登場人物の描き方も好ましい。

東野圭吾『麒麟の翼』

★★★☆☆
映画公開が始まった作品。東野作品の醍醐味は、数々の伏線が最終章に向けて結びついて解決されていく爽快感にあると個人的には思っている。タイトルである「麒麟の翼」に関わる人間模様を描写することが作品の目的にも感じる。

高野和明『ジェノサイド』

★★★★☆
「このミス」とか、いくつもの文学賞を受賞している作品だ。直木賞にノミネートされたらしいが、こっちは逃している。ジュンク堂書店吉祥寺店で平積みされているものを手に取ったのが運の尽き、夜読み始めたら明け方まで読み通してしまった。翌日も仕事があったのに。