フィリピンの高校入試に合格しても、必要書類の数々に綱渡りしながらの準備が必要で、間に合わなければ入学許可がもらえない、という状況にあった。以下に必要とされた書類を挙げる。フィリピン教育省が要求する書類なので、基本的にはどこでも同じような書類だ。もしかしたら記憶が飛んでるかも。
- Birth Certification
- 直訳すれば出生証明書
- 日本にそんなものは無いので、家族全員入りの戸籍謄本をとった
- 戸籍謄本を英訳したものを公証人役場で外務省認証
- 戸籍謄本翻訳のWordテンプレはそこらに転がっている
- そして当時(現在廃止)は、フィリピン大使館で領事認証(通称レッドリボン)を必要とした
- School Record
- Grade 10までの成績証明書・修了証
- 小学校は「あゆみ」の学年修了部分をコピーして綴じる、そして自署で「(大意)これしか無いが、それぞれGrade 1-6の修了証だ」と英文注記、からの公証人役場で公印
- 中学校の成績表はコピーの上、本人に英訳させて、公証人役場で公印
- これは結構、科目名の英訳などが面倒だったが、留学する本人にやらせるべきで、これくらいはできてくれないと通用しない
- 高専は、、、英文で出してくれた!(これには感謝)
- 高専1年修了見込みだったので、後日、学年修了証明書提出を求められた
- Health Record Form
- 健康記録、予防接種記録を学校指定の様式で記入提出
- 母子手帳片手に、えーとこの予防接種は日本語だと何だっけ?と医学用語のボキャブラリーの無さを嘆きながらの作業
- Guardian Registration
- 親子別居の生徒が提出する、親の代理となる保護者の登録がある
- 次女の場合は、Grade 11ではセブ在住の私の友人になってもらい、Grade 12ではクラスメイトの親御さんに頼んでなってもらった
- 保護者は、欠席・遅刻連絡、成績表受け取りなどの義務がある
- もしフィリピン留学のネックがここだという人がいれば、リーズナブルな手数料で引き受けてくれる現地在住者を紹介できる
高校留学する際のビザはどうなっているのかと気になるかもしれない。大学生は留学ビザがあるが、高校生については18歳以上の高等教育が対象の留学ビザの適用外だ。実は短期滞在ビザの更新によって滞在することになる。入国時は1ヶ月の在留許可が出る。それが切れる前に更新することになる。2ヶ月以上滞在するならACR-iカードという外国人身分証明書を作成することになるのと、6ヶ月以上滞在すると出国時に無犯罪証明となる出国許可証ECCをイミグレで事前取得しておく必要があるのに注意する。