「ザ・バッド」

緊迫感あるサスペンスか?→いいえ。
残念な結果に陥るか?→いいえ。
SF的要素はあるか?→いいえ。
ベテラン俳優3人の名演が観られるか?→はい。
実はにやにやさせてくれるコメディ?→はい。

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」

ハリウッド映画のSFものはよく観るので、これは好物の一つ。メカメカしているので、少年の心を忘れない男子にお薦めの作品。米軍にも協力してもらっているせいか、米軍の宣伝ぽいシーンもいくつかある。例えば、人類の争いの種を摘み取るとして、オートボットらが中東の核施設を壊滅させる作戦を実行したり、沖縄への配備が議論になっているオスプレイというヘリと航空機のいいとこ取りした新型兵器を登場させたりといったところ。

高野和明『ジェノサイド』

★★★★☆
「このミス」とか、いくつもの文学賞を受賞している作品だ。直木賞にノミネートされたらしいが、こっちは逃している。ジュンク堂書店吉祥寺店で平積みされているものを手に取ったのが運の尽き、夜読み始めたら明け方まで読み通してしまった。翌日も仕事があったのに。

センター試験よもやま話

試験問題の配付ミスがあった、暖房設備から異音が出ていて集中できなかった、試験開始時刻が遅れた、などなど。こういったミスは、マニュアル通りやっていたら間違うはずがない、試験監督者がたるんでる、と言われたりするわけだ。そもそも、全国一斉にやる「大学入試センター試験」自体の必要性がどれくらいあるのか、再検討した方が良さそうだ。

代官山蔦屋書店に行ってみた

代官山蔦谷書店とは、代官山、旧山手通り沿いにあるツタヤ系列の「書店」である。わざわざかっこ書きしたのは置いているのが本だけではなく、音楽、映画、文具その他であるため。レンタルもあって、返却は郵便ポストという半分DISCASみたいなことをやっている。

増税を隠す方法

社会保障と財政の専門家が集まる研究会で話し合われたことは、早く政府収入対GDP比を引き上げないと財政破綻は免れないだろうし、将来的な社会保障給付の費用もまかなえないという2点である。

男女・未婚率・婚姻率

授業準備の中で、未婚率・婚姻率(正確には有配偶者)の男女・年齢別のグラフを描いてみたのでアップ。生涯未婚率は、およそ50歳前後のあたりで設定されている。将来的には男性3割、女性2割に上昇する見込み。

公平な社会保障と税のあり方

私の考える公平な社会保障と税のあり方とは、「ロールズ型社会的厚生関数が適用された社会保障システムを実現するため、将来世代への公平性を考慮した財政運営をする」ことである。
社会において最も恵まれない人々に対する最低保障とそれ以外の人々に対する自由を特徴とするロールズ型の社会的厚生の判断基準は、財政的に肥大し持続可能性に疑いが出てきた日本の社会保障システム再生の処方箋になり得る。

海堂尊『極北ラプソディ』

★★★★★
いつものスピード感で読了。バチスタシリーズ読者ならもうおわかりの登場人物に場面設定。しかし、これがシリーズ初読だと何が何だかという展開かも。少なくとも『極北クレイマー』くらいは読んでおかないとつらいだろう。