保育士の年収

待機児童が解消できない理由として、保育士不足が指摘されています。いくら箱(施設)を作ったとしても、そこで働く保育士を採用できなければ運営を始められないからです。保育士の低待遇が保育士不足の理由だと批判されることもあります。家賃補助や処遇改善の措置がとられている現在、保育士の待遇はそんなに劣悪なのでしょうか?

幼児教育無償化のその先

2019年10月からの3歳以上の幼児教育・保育にかかる保育料無償化が実施されます。これは2017年総選挙の与党公約であり、消費税増税とセットになったものです。その先にあるかもしれない「保育崩壊」について取り上げてみます。

幼児教育の無償化と「保育崩壊」懸念

2017年総選挙の与党公約は、消費税増税とそれを財源にした教育の無償化でした。幼児教育・保育の無償化と高等教育の無償化(所得制限付き)の二本立てで、2019年10月に3歳以上の保育料(幼保・認定こども園含む)が無償化されます。これに伴って、待機児童解消に取り組んできた都市部自治体から「保育崩壊」が起こるのではないか?と懸念が示されています。

入院差額ベッド代の話

家族の入院手続きをする際、差額ベッドの同意書にサインしたという経験を持つ人がいるでしょう。差額ベッドの場合、健康保険ではカバーされない自己負担が毎日チャージされることになります。本人は病気やケガで入院するので自分で手続きするのではなく、家族が不慣れな状況で病院の言うがままに手続きすることがほとんどです。